80年代ロックといえば外せない Van Halen(ヴァン・ヘイレン)。
記事にしやすい代表曲は “Jump” (1984) です。シンセサウンドと明るい歌詞が特徴で、英語フレーズ学習にもピッタリ。
英語フレーズ解説
① “I get up, and nothin’ gets me down.”
(立ち上がっても、何も俺を落ち込ませやしない)
- get up = 起き上がる、立ち上がる
- get someone down = 落ち込ませる
② “You got it tough, I’ve seen the toughest around.”
(お前も大変だろう、でも俺はもっと厳しい奴らを見てきた)
- tough = 厳しい、きつい
- the toughest around = この辺で一番タフなやつ
③ “And I know, baby, just how you feel.”
(君の気持ちはよく分かってるよ)
- just how you feel = まさにどう感じているか
④ “You got to roll with the punches to get to what’s real.”
(本物にたどり着くには、殴られても転がり続けなきゃならない)
- roll with the punches = 困難に耐える、逆境に適応する
⑤ “Ah, might as well jump!”
(だったら飛び込んじまえ!)
- might as well = どうせなら〜した方がいい
- 人生のチャンスに飛び込む=ポジティブなメッセージ
🌍 当時の時代背景
- 発表は1984年、アルバム『1984』に収録。
- エディ・ヴァン・ヘイレンが弾いたシンセサイザーのイントロが当時としては革新的。
- MTV全盛期に、このポップでキャッチーな曲は世界中で大ヒット。
- Billboard Hot 100で初の1位を記録。
- バンドのイメージを「ギターだけじゃない」「新しい音を取り入れる」存在へ変えた。
🇯🇵 日本の状況
- 1980年代の日本は洋楽チャート番組やFMラジオが人気。
- 「Jump」は日本のディスコやラジオでもヘビーローテーション。
- 当時の若者は歌詞の意味が分からなくても「Jump!」の掛け声で盛り上がった。
- レンタルレコード→カセット録音文化の中で、Van Halenは “勉強しながら聴くロック” としても親しまれた。
🎹 トリビア
- 歌詞の着想は、ニュースで「ビルから飛び降りようとする男」を見たことから。 → それを「飛び込む勇気」のメタファーに変えた。
- ミュージックビデオはシンプルにライブ演奏風景。MTVで大量に流れたことで爆発的にヒット。
- 日本のファンの間では「シンセ=売れ線」と批判もあったが、結果的にバンド最大のヒット曲となった。
📌 まとめ
Van Halen の Jump は、
- 「挑戦への勇気」を歌った前向きな歌詞
- ロックにシンセを導入した革新性
- MTV時代の象徴的ヒット
を兼ね備えた名曲です。
英語学習でも “might as well ~” や “roll with the punches” のような実用的フレーズが学べる一曲です。


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